社会福祉法人 清水町社会福祉協議会 会長 原田茂徳 |
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日頃から、清水町社会福祉協議会に対しまして、ご理解とご支援、ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
近年の私たちを取り巻く社会環境は、技術の進歩により生活の利便性が向上する一方、少子高齢化、単身高齢者の増加、ライフスタイルの多様化と生活様式が変化し、社会環境の変化による家庭や地域の連帯感の希薄化が、児童虐待や引きこもり問題、認知症高齢者、生活困窮者の増加に影響していると思われます。
加えて、長引くコロナ禍やロシアのウクライナ侵攻による経済の低迷、国際社会の緊張、物価の高騰など、日常生活は厳しさを増しております。
このような時代を迎えて、当社協といたしましては、町と連携した「第5次清水町社協地域福祉活動計画」に基づき、増加する福祉ニーズの担い手不足の解消などに取り組んでまいりましたが、コロナ禍により、地域の活動や計画の推進に少なからず影響を受けることになりました。
新たな計画の策定については、町民アンケートや福祉関係者とのヒヤリングにより、多様な課題を再確認するとともに、団塊の世代が後期高齢者となる「2025年問題」に対して、どうすればこの状況下で町民がお互いに助け合い、一人ひとりが安定した暮らしを続けられるのか、新たに方針が示された包括的支援体制の整備や成年後見制度の利用促進をどのように町と連携しながら推進するのか、地域福祉を担う人材の確保や社会福祉法人との連携などについて、地域における公益的な取組みを審議してまいりました。
このようにして策定した「第6次清水町社協地域福祉活動計画」では、「知り合おう、支え合おう~地域のみんなでつなぐ、笑顔と幸せの輪~」を新たな基本理念として、行政と地域の協働によるセーフティーネットの構築と町民同士が支え合いながら、だれもが住み慣れた地域で安心して暮らせることができる地域共生社会の醸成を目指すものであります。
これからも、当社協への理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。
令和5年4月