認知症初期集中支援チーム
目的
認知症になっても本人の意思が尊重され、できる限り住み慣れた地域のよい環境で暮らし続けられるために、認知症の人やその家族に早期に関わる「認知症初期集中支援チーム」を配置し、早期診断・早期対応に向けた支援体制を構築することを目的とします。
認知症初期集中支援チームとは
家族の訴え等により認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を複数の専門職が訪問し、受診支援や家族支援などの初期の支援を包括的、集中的(おおむね6ヶ月)に行い、自立生活のサポートを行うチームです。
対象者
40歳以上で、在宅で生活しており、かつ認知症が疑われる人又は認知症の人で以下のいずれかの基準に該当する人。
◆医療サービス、介護サービスを受けていない人、または中断している人で以下のいずれかに該当する人
- 認知症の臨床診断を受けていない人
- 継続的な医療サービスを受けていない人
- 適切な介護保険サービスに結び付いていない人
- 診断されたが介護サービスが中断している人
◆医療サービス、介護サービスを受けているが認知症の行動・心理症状が顕著なため、対応に苦慮している人
認知症地域支援推進員
医療・介護等の支援ネットワーク構築
- 認知症の人が認知症の容態に応じて必要な医療や介護等のサービスを受けられるよう関係機関との連携体制の構築
- 町との協力による、認知症ケアパス(状態に応じた適切な医療や介護サービス等の提供の流れ)の活用・普及 等
認知症対応力向上のための支援
※関係機関等と連携し以下の企画・調整を行います。
- 専門医療機関による、病院・施設等における処遇困難事例の検討及び個別支援
- 認知症サポーター養成講座ステップアップ研修の開催
- 介護サービス事業者や認知症サポーター等、地域において認知症の人を支援する関係者の連携を図るための取組を推進
- 「認知症カフェ(認知症の人、関係者等の居場所)」等の開設
相談支援・支援体制構築
- 認知症の人や家族等への相談支援
- 「認知症初期集中支援チーム」との連携等による必要なサービスが認知症の人や家族に提供されるための調整